カレーライス
No.539 / 2022年9月1日配信
この夏もよく固形カレールウを使ってカレーライスを作りました。たくさんのスパイスで作る通なカレーではありませんが、今のところ市販されているカレールウで満足できています。ピリッとスパイスが効いた辛口のH社のジャワカレーが大好きで、もう何年も浮気をせず、ずっとそれ一本です。性格も嗜好も偏っているといつも私を批難する我が家の住人達も私のカレーにはニコニコ顔。(そりゃそうだろう!)
小学生の頃からカレーが大好きでした。母が作ってくれるカレー粉を使ったサラッとしたカレーは黄色でした。じゃがいも、玉ねぎ、にんじんはその頃から具材の定番でしたが、肉は今食べているような「牛肉の角切り」ではありませんでした。脂身が多かった記憶があるので、きっと豚バラのスライス肉だったのでしょう。いつも兄と競って、たくさん食べたことを思い出します。
学校でカレーの話題になった時、私が「うちのライスカレーは」と口を開くと、友達は「えっ、カレーライスのことかい?」と聞き返しました。みんなの結論では、ライスカレーは多めのご飯にカレーが少々のっかり、ご飯よりカレーがたっぷりかかったものがカレーライスだということに。カレーライスの友達の家は確かに裕福で、悔しいことに牛肉使用とのことで、我が家とは大違いでした。
その悔しさが心に残っているわけではないのですが、先日も「牛ヒレ肉(オーストラリア産ですが)」を贅沢に使いました。最初に玉ネジを飴色になるまでしっかり炒めるので、カレーの辛さに甘みが加わり、ほろっと柔らかくなったヒレ肉の味も引き立ちます。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」でカレーを食べるのも、結構オツなもの。残暑の9月はまだまだ、「カレーライス」の季節なのです。