亜麻仁油
No.531 / 2022年6月11日配信
以前は知識として持ち得なかったものに、「オメガ3脂肪酸」があります。不飽和脂肪酸はオメガ3、オメガ6、オメガ9に分けることができ、今盛んに紹介されているのがそのオメガ3脂肪酸です。その三つの脂肪酸の系統は化学式の結合の状態でわかるそうですが、私は理解できそうにないので、とりあえず青魚に含まれる脂や植物由来のエゴマ油や亜麻仁油にはオメガ3脂肪酸が多いそうです。
血液をサラサラ(?)にしてくれるEPA・DHAを豊富に含んでいる青魚を以前のように食べなくなった日本人には「オメガ3脂肪酸サプリ」が必要ですとか、認知症予防に「エゴマ油や亜麻仁油」が良いとか、マスコミやネット上に沢山の健康情報が溢れています。昔は釣りに行って釣れた小アジも捨てずに持ち帰り、刺身や南蛮漬けでたくさん食べていましたが、最近は青魚を食べる機会が少ないです。
日本人の死因(2019年)を見てみると、1位は(27.3%)、2位が心疾患(15.0%)、3位老衰(8.8%)、4位が脳血管疾患(7.7%)となっています。2位と4位の死亡原因である心疾患・脳血管疾患からわかるように、健康に生きるためには何より「血液や血管」へのケアが必要だということです。だからと言って、なんでもアプリを買えば済むような問題でもありませんし、まあ、そんなに急がなくても。
それからしばらく経ったある日、食卓の上に亜麻仁油の小さなペットボトルを発見しました。家人に聞くと、娘が父の日のこともあるし買ってきたとのこと。お父さんの記憶力も心配だし、毎日スプーン1杯ずつ飲んでみたら、だそうです。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の中に混ぜるわけにはいかないし、「物忘れ父さん」もついに朝食ヨーグルトでのデビューを果たしそうです。娘には勝てませんね。