アボカド

No.523 / 2022年3月21日配信

 買ってきたアボカドを寝かせすぎて、よくその果肉を黒くしてしまったり、結構食べる時期を逃したものです。それが悔しくて、1週間に2度くらい毎週買い続け、部屋内での追熟のタイミングを研究しました。保管していると果皮がグリーン色から黒く変化していきますが、果皮の色とともに少し身を押さえて、柔らかさを確認して食べごろを確認していきます。冷蔵庫保存はNGです。

 私がアボカドを知ったのはアメリカで流行っていたという「カリフォルニア・ロール」という巻寿司の情報に触れた時からです。カリフォルニア・ロールの歴史は案外古く、アメリカのロサンジェルスのリトル東京で、アメリカ人向けに日本の寿司職人が開発したものだといわれています。今や誰もが知るカリフォルニア・ロールですが、当時の「えっ、なんでアボカド?」も、今や愚問となりました。

 アボカドが生の刺身の代わりに使われている具材ならば、それは醤油とわさびに合わないわけはありません、最初は刺身がわりとして深く考えずに食べていましたが、近年の健康食ブームで知った「アボカドの栄養素」が私の心に火をつけました。アボカドは健康に良いオレイン酸を豊富に含み、ビタミン・ミネラル、食物繊維の含有量などとっても強力な、優れた健康食だったのです。

 人間は不思議なもので、栄養価を知ることでさらに美味しく感じられるようになるものです。今は食べ始めの頃より、あのしっとりした「森のバター」といわれるような味わいをさらに深く感じることができるようになりました。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」との相性は話すまでもありません。今夜は一口大に切ったアボカドとあごだしの素とオリーブオイルを振りかけた簡単メニューで!

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