熟成ベーコン
No.518 / 2022年2月1日配信
朝食を食べる頻度についてのアンケート調査結果を見ました。毎日朝食を食べるという人は思ったより多く、約73%でした。それでも、10年前の結果と比べると、4.5%減っていて、残念ながら年々朝食を食べない人が増えているようです。そして、その食事の内容は「パンが多い」が51%で、「ご飯が多い」の41%を上回っています。朝食は「洋食化」がかなり進んでいるようです。
朝の時間は貴重なので「時短&栄養バランス」がかなう、手軽な朝食が求められているのです。和食で育ってきた高齢者の食卓でも、朝食は簡単パン食に向かっているとかで、これはもう国民全体の止められない流れなのですね。残念ながら我が家もパン食の比率が徐々に高くなってきています。小さい頃からご飯と味噌汁で育ってきたものとしては、瑞穂の国の住人としても少し寂しい気が。
加工肉売り場で、ブロックタイプの「熟成ベーコン」が目に飛び込んできました。豚バラ肉の燻製タイプのベーコンです。燻された風合いと、ずっしりした重みが手のひらの上で、私を思いっきり誘惑します。即、購入。早速、家に帰って、固くシュリンクパックされた包装を破ろうとしましたが、なんと手強いことか。うむ、こんなにきちっとパックしているとはと、逆に品質に期待が高まりました。
朝食にベーコンエッグをと、家人に頼みました。「パンにする?」との家人の声に、「いや、ご飯に味噌汁で」と大きな声で和食を所望。和食で育った昭和の男としての筋を通そうとしている自分がいました。「じゃあ、夜はパン。残りのベーコンでジャーマンポテトね」と家人の声。ああ、いいよ、「和」も「洋」もきちんと受け止めてくれる伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」が控えているから。