いい歯の日

No.510 / 2021年11月11日配信

 晴れた日だったらまだしも、しとしと雨が降っている日に歯医者に行かなくてはならないなんて、精神衛生上よろしくありません。それも腰が痛い日に当たれば、もう目も当てられません。今月、11月8日は日本歯科医師会により「いい歯の日」という、キャンペーン日まで作られています。良い歯の日(4月18日)もあったし、私にとってあまり気分の良くない「〇〇の日」にはうんざりします。

 奥歯の被せ物など、以前に治療済みの箇所も「この中が虫歯になっています」、また「少し歯茎が下がってきていますね」などの診断で、口の中を大工事したのが半年前。それ以来、3ヶ月に一度、歯のメンテナンスに来てくださいと申し渡されているのです。「ぜひ、きてくださいね」との強い念押しは、私の性格を見透かされているようで、少し震えてしまいました。

 日本歯科医師会では「8020運動(健康のために80歳になっても自分の歯を20本以上保つこと)」を推進しているそうです。3年ほど前の資料(厚生労働省)ですが、歯の実態調査ではその8020達成者は51.2%で、運動が始まった頃には7%程だったことを考えると、歯の健康についてはより多くの人がその重要性に気づき始めているということです。まあ、私でもメンテナンスに行くくらいですから。

 看護師さんに歯石落としや細部のクリーニングを行ってもらいました。「よく磨けていますね。この調子で行けば大丈夫ですよ」と笑顔で話かけられました。夕食の時、よく磨けていますね、と言われたことを得意になって家人に話すと、「それ、みんなそう言われるのよ」と冷ややかな返事。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を飲みながら、世間知らず(?)の自分を慰めるのでした。

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