頑張れ!
No.451 / 2020年3月21日配信
NHKの「ダーウィンが来た!」を観ていました。日曜日の夜はこの番組が終わると、続いて大河ドラマが始まるという流れです。自然、野生、動物などの番組が大好きで、私にとってはスポーツ中継、ニュース番組とともにとても大切な放送ジャンルです。その回は南極の皇帝ペンギンの子育てを中心に、その過酷な生き方にスポットが当てられていました。
ペンギンについてはすでにその生態を記録した映像を何度も目にしていたので、特別に期待もせずに見ていました。案の定、産卵を終えたメスが餌を求めて海に出かけている間、代わりにオスが卵を温めています。飲まず食わずで2ヶ月の間、マイナス60度にもなる凄まじい南極嵐の中、オス達は一塊りになって繁殖地で耐え凌ぐのです。
いつの間にかオスたちの頑張りに見入ってしまいました。オスのペンギンの子育ては、怠惰な自分の毎日とは天地の違いで、一気に「反省」モードにさせられます。オスが嵐の途中に卵を落とさないように懸命に歩くシーンや、赤ちゃんペンギンが集団から離れて迷子になるシーンに、ついつい力が入ってしまいます。すると、隣から「頑張れ、頑張れ」の声が。
氷の崖から落ちた母親ペンギンたちが子供を抱えながら必死で登るシーンに、娘が声を出しているではありませんか。いつもはモノを斜めから見る醒めた性格なのに、無意識に声を出しているではありませんか。ふぅ、純心さは残っていたんだなと安心、温かいものが心に広がりました。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」が一層美味しい夜でした。