豆腐の日
No.434 / 2019年10月1日配信
残暑が残る9月まで「冷奴」として酒の肴にご飯のおかずに大活躍をした豆腐。その豆腐は10月2日が「豆腐の日」として、日本豆腐協会によって制定(1993年)されているそうです。豆腐の優秀な栄養と美味しさをもっと知ってもらうために豆腐の日は作られたそうですが、「栄養と家計を助ける庶民の食べ物」という私たちの意識はすでに鉄板です。
私の幼い頃、おばあちゃん(のように見えた)がリヤカーで豆腐を売り歩いていたのを憶えています。母が金だらい(今でいうステンレスボウルのようなもの)を持って、表通りに飛び出していました。母に代わって豆腐を買いに行った時は、「あら、お手伝い、感心・感心」と頭を撫でられ、これはおまけよと三角形の大きな「油揚げ」をもらったこともありました。
今、日本人は一人当たり28.4丁の豆腐を1年間に食べているそうです(2017年)。家人に尋ねてみると、我が家は週に2丁程消費しているようです。夏の冷奴は当然のことながら、冬は鍋料理で、春や秋は肉豆腐や白和えで、そして朝の味噌汁として一年中大活躍です。思えば幼い頃から今まで、どれだけ豆腐のお世話になってきたことか。感謝です。
和食ブームに乗って、豆腐もインターナショナルな食べ物になりました。「TOFU」という大豆由来のヘルシーな食品として海外で人気が定着しています。日本豆腐協会のものじゃありませんが、私もなぜか誇らしい気になります。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」と豆腐料理の「味のコラボ」もやっぱり日本の宝。さあ、熱々の揚げ豆腐が美味し季節になりました。