炉ばた大将
No.431 / 2019年9月1日配信
今年の暑さはお盆までの期間が厳しく、本気で「夏バテ対策」を考えたほどでした。7月の土用の丑の日には、去年より大ぶりなうなぎの蒲焼を買ってしまったし、その2週間後には家計のことも考えずにまたまた購入してしまう有様でした。喉ごしの良い冷えた素麺、冷麺や冷奴だけではスタミナをつけるのには不十分です。やっぱりうなぎの次は肉とニンニクです。
5月末に来日したあのトランプ大統領が炉端焼きの店で食べたのが和牛のロースステーキでした。炉端焼きの牛肉はうまいでしょうね。そこで、最近は使ってなかったカセットコンロのガス火で焼く「炉ばた大将」という焼鳥器を復活させました。ホットプレートでは味わえない炭火焼風が楽しめるのです。焼き鳥と同じ焼き具合になると期待して、とりあえず挑戦することに。
あえて赤身肉が美味しそうな牛肩ロースステーキの輸入肉を購入し、丁寧に脂身や筋を除いて2、3口分の大きさにカットし、簡単に塩胡椒。そして、作りかたをコピーしておいたアルゼンチンのソース「チミチュリ」を作ります。ニンニクとパセリをみじん切りにして、乾燥オレガノ・唐辛子を加え、オリーブオイルとワインビネガーを注ぎます。塩・黒ごしょうをふって完成。
イワタニの炉ばた大将は期待に違わぬ焼き加減を実現してくれ、あの甘い焼肉のたれとは違ったタレでの食べ方に、家人たちもまんざらではない様子でした。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」に大きな氷を入れて、汲んできた天然水で割って飲みます。幸せなスタミナ夕食だったので、この9月にももう一回「残暑対策のスタミナステーキ」を食べてみようと思います。