青春の旅立ち

No.55 / 2009年4月1日配信

 幼い頃からよく知っている姪っ子の、東京での大学生活もいよいよスタート。親類の伯父さん(私)とも仲良くなれるような、明るくて穏やかな性格が素敵な女の子でした。私が大嫌いだった勉強を苦もなくこなし、私が受からなかった大学にすんなりと入ってしまったので、完全に脱帽。

 順風満帆に見えるそんな彼女が、一度だけいじめの荒波に揉まれたのを聞いたことがあります。友達の誘いのすべてには応えられなかった「正直な判断力」を持っていることが、逆に災いを招いたようでした。どうしようもない仲間はずれの季節を乗り越えるための忍耐。まっすぐな瞳から流れた多くの涙を思うと今でも胸が熱くなります。

 「伯父さん、ありがとう。大学生になるので、実はこんなの欲しかったんだ」とお礼の電話がかかってきました。ちょっと奮発して本革製のシステムノートと図書カードを合格祝いに贈っていたのです。

 大学生活も楽しいことばかりではないでしょうが、君ならきっと大丈夫。公認会計士という夢を目指すということらしいけど、今度のお祝いは素晴らしい社会人になった時に一緒に「お祝いの一杯」をやりたいね。あまり取り柄のない伯父さんだけど、素敵なお酒くらいは知っているつもりです。そう、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」という美味しいお酒をねっ。

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