ドライサラミ
No.640 2025年6月21日配信
蒸し暑い梅雨の期間は、火を使わないおつまみ作りに固執します。フライパンを使わなくて、まな板と包丁、そして皿と箸さえあればOK、後片付けも面倒ではありません。怠け者の私には、こんな理にかなった酒の肴調理の公式が嬉しくてたまりません。まあ、いろいろ言わなくてもやっぱり「できるだけシンプルに簡単に」がこの時期の調理の鉄則というものでしょう。
先日、ふと頭をよぎったのが「ドライサラミ・ソーセージ」。昔よく通ったスナックなどでつまみに出してくれたものです。固くしまったドライソーセージの中に、ニンニクなどのスパイスが入っているので、少し齧っただけで豚肉などの旨みと一緒になって口の中を幸せにしてくれました。ホテルのラウンジメニューにも「サラミとチーズのセット」などよく見かけますよね。
サラミが気になって仕方ないので、海外のブランド食品を取り扱っている店に行って、探してみました。結局私が選んだのは創業1900年と明記してある鎌倉ハムのサラミソーセージでした。ソーセージといえばやっぱり欧州かなとも思いましたが、メイドインジャパンも愛したいものです。帰り道にセロリとトマト、チェダーチーズを購入、もうウキウキが止まりません。
セロリのスジを丁寧に取り、サラミとチェダーチーズと共に薄くスライス。トマトは薄めにくし切り。粗挽き黒胡椒とオリーブオイルを振りかけて完成。我が家の女性群にも好評で、結構鼻高々です。こんなお手軽レシピの相手をしてくれるのは伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」。「和・洋」のカテゴリー枠も超越する懐の深さをもつ相棒がそばにいるので、私は幸せです。