ゆ ず

No.513 / 2021年12月11日配信

 「ゆず」といえばアテネオリンピックのNHKのテーマソング「栄光の架橋」を思い出してしまいます。体操の団体最後の鉄棒演技で着地をピタッと決めた富田選手の姿がカッコウよかったこと、そして実況中継していた刈屋アナウンサーの「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」が私の心を震わせてくれました。今でもその曲のイントロが流れるとゾクゾクしてしまいます。

 少し心配なのはもうひとつの「ゆづ」、羽生選手が足の怪我でGPシリーズを欠場してしまって、来年の冬のオリンピックに間に合うか心配です。4回転半ジャンプへ挑む選手なので、なんとか回復してくれることを祈るしかありません。わがままを言わせてもらうと、あの怪我から復活した前回のオリンピック時のような「感動の瞬間」に、また出会えればと期待してしまいます。

 さて、鍋の季節。春がくるまで、我が家は鯛や鱈の水炊きや牛や豚のしゃぶしゃぶ、合鴨の水炊きと鍋料理が続きます。鍋好きの私には嬉しい季節ですが、鍋の味を引き立ててくれる柑橘類も多彩で、最近はつけダレのポン酢の中にさらに柚子を絞っています。特に白身の魚には、そのさっぱりした酸味のポン酢が最高に似合います。その美味しさは、着地がピタッと決まった時の感じと一緒。最高!

 「ゆず、ゆずって?お父さんこの前までは、やっぱり鍋にはカボスだよなって、言ってたばかりよね」と娘が口を挟みます。「そうだったかもしれないけど、今はゆずが美味しいんだよ。酸いも甘いもわかる俺が言ってんだよ。いいじゃないか、そんなこと」と言い返しました。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」があれば、柑橘類は違ってもお鍋の時間をいつも「感動の瞬間」に変えてくれるのです。

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