国産レモン
No.656 2025年12月11日配信
農産品直売所やスーパーの野菜売り場に青い(グリーン色)のレモンが並んでいます。鍋料理や焼き魚に使う「かぼす」や「ゆず」に比べれば使用頻度が落ちるレモンですが、その姿を見ればつい買い物カゴに放り込んでしまいます。若い頃から親しんでいる外国産のレモンイエローと違い、防カビ剤不使用の若々しいグリーン色の国産レモンが私の心を掴んで離しません。
レモンの栄養素はご存知ビタミンC、疲労回復を早めてくれるクエン酸も含みます。そして体内に入るとビタミンAとして働くβ-クリプトキサンチンと、その抗酸化作用に大きな期待がかけられています。たまに料理番組で、レモンの皮を出来上がり前にすりおろしす場面に出くわしますが、香気成分のリモネンが爽やかな香りを演出してくれるのだそうです。
今年の暑い時期はレモン果汁(濃縮還元タイプ)にたくさんお世話になりました。昔、高校時代のレモネードやレモンスカッシュの甘酸っぱくて苦くもあった記憶が蘇ります。レモン果汁と蜂蜜に水を加え、氷を浮かべて入れてゴクリ。猛暑もふっとんだものです。調べてみると、残念ですが、生レモンに比べて濃縮還元のレモン果汁はビタミンCなどの栄養素は若干少なめ。
そして夜には伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」にレモン果汁を加えて炭酸で割って飲んでみたりしました。レモン割りは甲類焼酎の方が良いといわれますが、私は風味のある本格焼酎でも美味しく飲めました。さて、12月。国産レモンがたくさん出回っているので、サラダやさまざまな料理に使うつもり。酸っぱいものが大好きな私の初冬の楽しみのひとつです。





























